本「ひとはひとであり続けるのか」メモ
- 種類
- 本の原稿メモ(家族との対話の場で話した内容)
- 話した日
- 未確認
- 登録日
- 2026年10月11日
- 記録
- 藤岡篤司
要点
- 中心の問い:AIのアルゴリズムが形づくっただけの、アイデンティティを持たない「人」が増える社会で、私たちは「ひと」であり続けられるのか。
- 「人」と「ひと」を書き分ける。自ら「なぜ?」「どうして?」と知ろうとする存在が「ひと」。
- AIは学術論文を理解できない。学術論文は「ひと」が書いたものだからこそ、学術を信じたい。
- 子どもに向き合ってきたが、家庭教育・社会教育の側に切り込む必要がある。だから家族とも向き合うと決意した。
- 最後の問いかけ:「あなたたちはどう生きますか?」「社会は変えられる!絶対に!」
構成メモ
1. 藤岡篤司の紹介(講演・一方通行の部分)
- NPO法人FiLC。
- キーワード:総合情報学、タオス、アクティブ・ラーニング、主体的・対話的・協働学習、AIがもたらす社会。
- 5年前の時点で国際学会ICoMEにてAIをテーマに発表。世界がどうなるか、その時点ではっきり見えていた。
- 問いかけ:「どんな学会で発表したのか知っていますか?」「ネットに公開されている藤岡篤司を調べたことはありますか?」
2. 今、社会はどうなっているか
- 「AIコンサル」を名乗るだけで生きていけると言う人がいる。ハルシネーションだらけの記事が出回っている。
- Yahoo!記事を集めただけの記事、インフルエンサーの適当な情報、「〇〇5選」が延々と流れる。しかもそれで稼げる。
- プロンプトを組んで「記事が5件たまったら要約し、ショート動画にして投稿」と指示するだけ。
- 発信する側は「届けたい」と思っていない。受け取る側も「受け取りたい」と思わず、ただ見る。
- 問い:あなたたちは「知ろう」としましたか。公人として公開されている情報を、表面だけでなく調べましたか。
3. 講演から対話へ
- ここで講演(一方通行)は終わり。ここから「対話」をはじめる。
- グラフィックレコーディング(視覚的情報)を使って進める。グラレコも情報学。情報学は以前からある。
- 「情報」ではなく「情報活用能力」、「探究」。これも新卒レベルの話。
- ファシリテーター、社会教育士の力。デジタル庁のデジタル推進委員でもある。
- 以降はスライドなし。話を誘導しない。
- その場の話をAIに入れると、数分で企業ホームページ並みのページができる。何千万、何億と稼ぐ企業がこのページさえ作れないのはなぜか。「知らない」から?「ひとではない、ただの人」だから?
4. 「説明書を読む人」か「説明書を作ろうとするひと」か
- 困ったときに「わからないからマニュアルを見よう」とする人か。
- 困ったときに「なぜ自分は困っているのか」を考えるひとか。
5. 決意:家庭教育・社会教育に切り込む
- これまでこの力を、未来に生きる子どもたちに使ってきた。だから公教育にも関わってきた。
- しかし限界。家庭教育・社会教育のレベルが低く、子どもが理解できない。子どもが悪いのではない。
- そこに切り込むと決めた。だから自分も家族と向き合う。
- 「過去の時代に取り残され、人生を消費するだけですか」「前を向いて、これからの社会を歩いて生きますか」
- 社会から逃げるのではなく、自分にとっての正規のルート(人生)を生きたい。
6. 学術の世界と家族
- これが自分の「問い」。居酒屋で話す程度のことであり、学生に話している学術(アカデミック)の世界でもある。
- 小中学校の校長先生向けにも研修をしてきた。
- 今の藤岡篤司を家族に開いたとき、どんな反応があるか。バケモノか、すごい人か。違う次元だと感じたら、もう家族ではなくなるのか。
- それとも「一緒に歩んでいくことができるのか」。
7. エピソード:エアコンの話
- 「東京のエアコン使用率世界何位」のようなニュースへのコメント。東京の話か日本の話かも混ざっているのに気づいていない。
- 根本の「ひとが豊かに暮らす」を履き違えている。
- エアコンを使わないという思想の話ではない。「今日、社会のためにエアコンを使う」という意思の話。
- 自分にも知らないこと、気づけていないことはたくさんある。だから「知ろう」と努力する。
8. 会話と対話、正解を問い続けること
- 宗教法人は社会貢献ではない。NPO・NGOとは違う。社会課題解決のためか、コミュニティのためか。
- 会話と対話の違いは自分で調べてほしい。辞書の定義を調べろという意味ではない。
- ネット上の説明はニュアンスも温度感もバラバラ。AIはそこから一瞬で平均値のような答えを出す。しかし私たちは「ひと」。
- 「1+1=2です。わかりました」で終わるのか。「1+1=3かもしれない」と考え続けられるひとになるのか。
- 社会は変えられる!絶対に!
確認したいこと
- 話した日:未確認
- ICoMEで発表した年・題目:未確認